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2009年 07月 16日
苧麻から繊維を取って糸にする。
その糸でアクセサリーを作る。 今日は、西荻窪のスワラジ工房さんにお邪魔して、 糸の撚り方を教わりブレスレットを作ってきました。 すごく分かりずらいですが、前回繊維を取ったものです。 左、表皮を剥いだ後一日水に浸したもの 真ん中、表皮を剥いだもの 右、細すぎたので表皮も剥いでないもの それらは数日間、日かげ乾しをしてかっらからに乾いてます。 何かをやるにしても、説明書や図に書いてあったりするのは なかなかピンとこないものです。 撚り方もまさにそう。 “百聞は一見にしかず”でした。 だから、ここでも深くは説明出来ません。 ただ言えることは、初めは短い繊維が撚りが重なり 長い長い糸になっていく。 それは、比例して時間もかかること。 でも、時間の経過が心地良いんです。 太かったり、細かったり、正直いびつだけど、 逆に味わい深くて、自然に近い感じがする。 真白ではなく、緑がかったり、茶色っぽかったり、 でもそれが気持ちいいグラデーションになっていく。 糸を仕入れて、好きな色を組み合わせてデザインを考えて、 仕上げるものももちろんいいと思います。 今までもこれからもそれは作っていこうと思います。 でも、今回は自然にまかせた造り方。 あーだこーだ考えず、ただ繊維を重ね、 出来あがったシンプルなもの。 しかも、苧麻の生長からこのブレスレットはスタートしていたんです。 そう思うと、深い愛情を感じずにはいられません。 すべてのものには、物語があるんですね。 自分自身にも今まで生きてきた中での物語があるように、 無機物と思える石や土にも、物語がある。 そして糸にも物語がありました。 これからも、いろんな物語を造っていきたいです。
by milele-zakka
| 2009-07-16 23:17
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